JPOS: Japan program online school

オンラインで学べる小中学生の算数・国語・英語 文科省認定の特許プログラム

オリジナルとは?

 

「内藤さん、どうしてこんなに考えや言葉が出るんですか?」

と時々聞かれます。

 

それについて振り返って考えるとなかなか大事な気付きがありました。

 

そして、これは子どもたちの育て方にも反映します。

 

今回はちょっと真面目に話しますね。( *´艸`)ウフフ

 

 

内藤家では、子どもは低学年のうちは、いわゆる問題児と言われるお友達ともお付き合いすることを歓迎しています。

 

優等生、問題児、ちょっと暴力的な子・・・全て受け入れられるゴールデンな期間は

実は幼児期~小学4年生くらいまでと思っています。

 

隔たり無く全て受け入れることで、子どもへ多様な価値観や処世術が育まれます。

 

どんな子どもでも必ず良い点が必ずあります。

 

大人から見て悪い子であっても、一緒に昆虫を捕まえにいくのは楽しい虫仲間になったり、ズルい子でもその悪知恵に触れ、学び、世の中を知ることになります。

 

ちょっと寂しがり屋の問題児さんは、私が優しくすると、とても慕ってくれます。

学校で偶然会っても、遠くからブンブン手を振ってくれます。

どんどん厚かましくなりますが(笑)、我が子と同様に色々教えてあげます。

 

良いも悪いも、さまざまな雑多なものの環境で、心ざわめき、心にひっかかり、イライラしたり怒ったり、でも楽しかったりするゴールデン期間。

 

その心のざわめきを通して、「何で?」が生まれます。

 

この「何で?」が個性の幅に直結すると思うのです。

 

 

逆に、このゴールデン期間中、親が「あの子は悪い子だから」とかで遊ばせなかったり、引き離したりすると、

 

「親や先生の言う事を絶対正しい、他は間違っている」

という偏った考え(学校では良い子)の性格になりやすいと言えるでしょう。

 

 

我が子は大したことない

と思うような大らかな親が、最近は少なくなったと思います。

みんな大事な我が子!世界にひとつだけの花?とばかりの風潮ですが、

 

いずれ実社会に出た時にギャップをかなり感じるでしょう。

 

大切になんかしてくれませんからね(笑)

 

誰でも我が子は特別ですから、親バカになるのはどんなアホ親でも簡単にできること。

 

でも、親がいつまでも子をお神輿にのせて担いであげられないのです。

 

子育て、教育の最終局面は自立です。

 

 

私は、様々な経験や環境から、「何で?」に対して「納得できる答え」を求めるようになりました。

 

 

例えば、「何でこうしなくてはいけないの?」と聞くと、

「素直にハイと言ったほうが可愛いよ」と言われたことあります。

 

素直って何?

 

違和感があり、心ざわめきました。

考えたあげく、素直って「自分に対して素直になること」ではなく、

「自分で考えることをやめて、人の言う事をハイ!と聞くこと」

これを、この人は「= 素直」と言ってるんだと気付きました。

 

要は

「私の言う事につべこべ言わずに従え!」と言っているのです。

おそろしや~!

 

 

まだまだあります。

例えば「○○いたしかねますが」

小学生の時これを聞いて、「は?結局できるの?できないの?」と混乱したものです。

 

日本語には様々な偽善的なカモフラージュ言語の置き換えがあります。

 

そのように言葉ひとつにしても、自分で「疑問」が生じて「答え」を考えるという

思考する習慣の積み重ねで、様々な物事が関連付けられ、

様々な出会いや体験や教えによって修正され、

今の私というオリジナルを作っているのです。

 

アイデンティティも周りにある雑多なものや、様々の経験から生まれます。

 

その出会いの中で、「何で?」と考えることをお勧めしたいです。

 

例えば「何であの人は○○なの?」。

その問いに正しい答えを出すのには、「愛」が心の根底にないと導き出せません。

 

世の中のものや事に関心があるのは、生きていく上で「愛」を享受しているのと同じことと思えてきます。

 

愛 = 関心 ですね。

 

*「関心」を「悪口」に変換すると、クサレ野郎になるので要注意(笑)

 

塾生にはアイデンティティの件で、より実践的なモノの考えを、明日配信しますからお楽しみに。

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